ボーレートの設定
CFG-UART1-BAUDRATE
を設定することでシリアル通信の速度を変更できます。
デバイス設定を開く
u-center2で受信機を接続してください。
Device - COMn
をクリックしてください。
Device configuration
をクリックしてください。
左サイドバーで Advanced configuration
をクリックしてください。
CFG-UART1
CFG-UART1
をクリックし、その下に出てくる BAUDRATE
をクリックしてください。
チップの初期状態では値が 9600(bps)
または 38400(bps)
(2024年6月以降出荷分) になっています。
受信機の出荷時は 115200(bps)
に設定していますが、内蔵電池の消耗や交換によりBattery Backup RAM (BBR)への電源供給が断たれるとチップ初期状態の 9600(bps)
または 38400(bps)
になります。
CFG-RATE-MEAS
を200(ms)に設定している場合、9600bpsでは出力が間に合わないため、 115200(bps)
以上に設定することをおすすめします。
なお、災危通報の受信に使用する場合、CFG-RATE-MEAS
の設定値200、CFG-UART1-BAUDRATE
の設定値 115200(bps)
で最大4機からのメッセージを遅延なく出力できることを確認しています。
設定の書き込み
RAMを選択し、Value(raw)
に115200を入力して Set
をクリックします。
ウィンドウ右下の Send
をクリックすると、受信機に設定が書き込まれますが、書き込みと同時にボーレートが変更されるため、受信機からのACKをu-center2が受信できずエラーになります。
一度、デバイス設定画面を閉じて、 Enable autobauding
のチェックをOFF→ONするか、チェックを外して設定した値を Baud rate
のドロップダウンリストから選択して再接続してください。
再接続後、 CFG-UART1-BAUDRATE
を開くと設定した値が書き込まれていることが確認できます。
受信機の電源オフ後も設定を維持したい場合は、BBRの設定値も同様にして書き込んでください。